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フランコ選手(右)と話をする角一哲児さん
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 球団創設20周年の節目の年に、交流戦で初優勝した東北楽天ゴールデンイーグルスの選手を支えている筋力トレーニングの専門家がいる。チームを指導するようになって2年目の角一哲児(かくいちてつじ)さんだ。

 盛夏が近づくと、選手の体調管理に目を配る。今年から試合に出場した選手の走行距離を運動量の目安として計測し、パフォーマンスの向上にいかしてきた。

 練習するにあたっては前日の試合での走行距離や体重の増減を確認し、選手個々の練習メニューの程度を決めていく。体重が落ちていれば運動量を少なくし、疲労回復を優先する。

 「基本的に、体重の増減が激しいと体に負担がかかって感覚も変わってしまう。いかに体重を維持してもらうかが大切なところ」

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 本拠地だけでなく、敵地での試合でも対戦球団から走行距離のデータをもらって活用している。

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